
「大学の不登校」で
悩んでいるあなたへ

こんな悩みを
抱えていませんか?
- なぜか大学に行けない/行くのがつらい
- でも大学を卒業できないと、将来が不安
- 自分には何の取柄も力もない
- 大学にも行けない自分がみじめでつらい
- これからどうしたらいいかわからない
そんなあなたに
知ってもらいたいことがあります
POINT
01
大学に行けないのは
弱いからではありません
今、多くの人が、大学の不登校を経験しています。約8万人の不登校の大学生がいるという推計もあります(※1)。大学に行きづらくなる理由は様々ですが、根っこにあるのは「今の大学が自分に合わない」ということであり、合わない所に行き続けたがための「消耗・疲弊」です。「合わない」ことも「消耗・疲弊」も、「弱い」ということではありません。
(※1:大学生の不登校の統計についての詳細はこちら)
POINT
02
自己否定感が
自分を追い込むことも
合わない大学に行き続けるのは、それだけで大変ですが、もしあなたが「自己否定感」を抱いていた場合、より苦しさを感じているかもしれません。ある調査(※2)では、不登校経験者の実に91%が「自分に対する否定的な感覚・怖さを抱いたことがある」と答えています。また、不登校を経験しなかったとしても、いじめやスクールカースト、ブラック校則、成績至上主義、ルッキズムなどで傷つき、「自己否定感」を抱くことも少なくありません。
決して自分のせいではないのに、自分を「ダメ」「弱い」と否定してしまうのは、とてもつらくて、しんどいことだと思います。
(※2:ネットアンケート調査「不登校の苦しさ調査」雫穿大学 不登校研究会 2019年実施)
POINT
03
だからまず休むことも
大事にしてください
頑張りすぎたり、過酷すぎたりして疲れた時に必要な休息をとることは、人間として当然のことです。もちろん、そうは言っても将来の不安など、焦る気持ちもあるかもしれません。
ですが、疲弊し「自己否定感」を抱えたまま無理に頑張ると、より自分を追い込んでしまうこともあります。もしあなたが、「自己否定感」や合わない大学に行き続けることに疲弊していたら、これからのあなたの人生のためにも、ひと時、休息することを自分に許してあげてください。
POINT
04
自己否定感を解きほぐし、“これから”を考えるという選択肢
必要な休息がとれたら、今の大学を辞めるかどうかも含め、今後について考えると思います。その時に、一つの選択肢としておすすめしたいのは、「自己否定感」や「生きづらさ」を解きほぐしながら、自分の将来を考えるという方法です。
最近では自分の苦しさや経験を丁寧に整理し捉えなおす「当事者研究(自分研究)」が、自己否定感を解きほぐしていく方法として注目されています。
TDU・雫穿大学なら、自己否定感を解きほぐしていく「自分研究」の時間や、自分の生き方を模索できる多様な学びができます。
TDU・雫穿大学とは
日本で唯一のNPO法人が運営する大学です。18歳以上の不登校、ひきこもりなど生きづらさを経験した若者が、自分の関心を見つけ、自分に合った人間関係の持ち方を探し、生き方をつくるオルタナティブな学びの場。20年以上、若者たちの生きづらさと向き合いながら、海外の様々なオルタナティブスクールとも繋がり、国内ではワーカーズコープとの有機的連携を始めています。
もっと詳しく
不安にこたえるQ&A
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大卒資格がないと生きていくのに不利ではないですか?
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学歴を基準にしない就職が、実は多くあります。
大卒資格が必要とされる筆頭は就職です。一般の就活では大卒資格が前提という印象です。しかし、中途採用では学歴よりその人がどのようなことをやってきたのか、やれるのかを重視することが特に中小企業では多いです。日本企業の99.7%は中小企業です。雫穿大学では自分の関心のあることを見つけ、大学外からプロに関わってもらいながら関心のあることでお金を得るパイロットプロジェクトがあります。そこでお世話になった会社や団体に就職しています。そこでは学歴は問われていません。
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休んでばかりでは、何もできない人になりませんか?
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十分に休養できれば
「生きたい自分」が息を吹き返してきます。今、あなたはどんな風に休んでいますか?疲れ切った時には休養が必要です。何かしなければいけないなどのプレッシャーを強く感じていると「何もしていない」と自分では思っていても、それだけで精神を消耗するということが起きています。十分に休養できれば、生きたい自分が息を吹き返していきます。無理やりではなく動き出すことが可能になっていく自分を感じていくのです。
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普通から外れて
ゼロから人生を作るのはあまりに大変に感じます -
いろんな人の力を借りながら自分に合う生き方を見つけることは、決して茨の道ではありません。
高校・大学を出て就職し、企業などで給料をもらって生きる、という生き方以外が目に入りにくい現状ではそのように感じます。それ以外というと小説家やカメラマンのような特殊な才能を持った人でないと無理という話も聞きます。しかし、実際にはいろんな生き方をしている人が思う以上に大勢います。1人だけで生き方をつくるのではなく、いろんな人の力を借りながら生きる道を見つけていくことは茨の道の開拓では無いと言えます。
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普通のことができない自分がすごく惨めでつらいです
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つらい気持ちはとてもよくわかります。でも、実は「普通」は「幸せ」とイコールではないかもしれません。
私たちの普通の基準は何でしょうか?普通は場所や時によって変わります。小学校クラスでは子どもの年齢が同じが普通です。江戸時代の寺子屋では同じ部屋にいる人がみんな同い年であるならそれはとても特殊です。世田谷と佐渡島の普通も違います。佐渡で幸せに暮らしている人を世田谷の人が普通でないと否定できません。1人の部屋で感じる普通はネットの向こうに広がる誰の普通なのでしょうか?普通であると幸せになれるのでしょうか?何となく感じる普通に殉じて生きるより、自分の幸せを優先して生きる方が活き活きできるのではないでしょうか。
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やりたいことも何もないから、どうしたらいいかわかりません
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「やらなければ」ではなく、
「ちょっと面白そう」から始めると、
不思議とやりたいものに出会うことがあります。小中高大などの学校ではやらねばいけないことが次々と押し寄せてきます。しかも、一定のやり方でなければいけません。同級生などの目も意識しなければいけません。そんな縛りの連続で過ごしていると自分が何が好きなのか・したいのかわからなくなるのは自然です。ちょっと面白そう、誘われてやってみたいと思うものに触れると、もっとやりたいものに出会うことがあります。ただし、これは将来の仕事にできるかなどのプレッシャーがあると自分が面白いと感じることが難しくなるので、そんな条件を付ないことが大切です。
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人とのコミュニケーションが苦手なので、他の人がいる場が不安です
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場の空気に合わせるコミュニケーションは難しいですが、
今の自分に合った形を工夫しても良いと思います。確かにコミュニケーションは難しいところがあります。そもそも今は人と距離を取りたいという時なら休養して良いと思います。人と繋がりたいけれど難しいという場合は、自分の脳内にある世間の形に合わせるのではなく、今の自分にあった形を工夫して良いのではないでしょうか。ここでは会話の場に身を置いて聞くのを基本スタンスにする(「聞く参加」と呼ばれている)こともコミュニケーションの一つです。まずは自分に世の「ふつう」の形にとらわれないことを赦すというのはどうでしょうか?
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雫穿大学では、本当に自分に合った形で居られるのでしょうか?
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ここではそれぞれに合った居方をしていいというのが大前提。
協力してくれる人も大勢います。可能性がひらけている、と言えます。自分に合った居方は自分で探すことが大切です。雫穿大学ではそれぞれ自分に合った居方をしていいという前提があります。その協力をしてくれる人も大勢います。ただ、本人が自分に合った居方をを自分に許していることは前提です。世の中の「ふつう」でなければいけないという縛りがあると難しくなります。そんな縛りも人の力をかりながら解きほぐすこともできます。
大学の不登校でこれからどう生きたらいいのかと悩んだら、
TDU・雫穿大学という選択肢を考えてみてください。
雫穿大学には同じ経験をした
仲間たちがいます
雫穿大学の学生には、大学の不登校をはじめ、大学に行きづらかった経験、大学後の生き方に迷い苦しんだ経験など、さまざまな困難を経験した仲間・先輩たちがいます。
スタッフの思い
「正解」に合わせるのではなく
自分が生きたい人生を

代表スタッフ・朝倉景樹
社会が生きづらくなってきていると感じます。子どもは、大人になったら正規就労しないと生きていけないから、勉強して学歴を得ることを求められます。就職後は職場のコンプライアンスなど守らなければいけないことの連続です。この世には「正解」があって、決して背いてはいけなのです。SNSでも人生でも炎上したらアウトです。「正解」は絶対だけど、わかるようでわからないところもあります。自分は「正解」を変えられないと感じます。生涯、「正解」に自分を合わせ続けるしかないのでしょうか?
今の社会はSFで描かれたアンチユートピアのようになっているのかもしれません。SNSは気軽に繋がれますが、お互いに見張り合っているところもありそうです。人と人の距離は離れていきがちで、格差とか分断という言葉が聞こえてきます。便利だけれど、人間関係はどこか薄く遠くなるように感じます。
「こうしなければ生きていけない」ということに一杯一杯になりがちな毎日ですが、社会の求めにとりあえず距離を置いて、自分はどう生きたいのだろうと問い、模索をしているのが雫穿大学です。社会の「正解」に自分をあてはめるのではなく、自分の幸せ、自分が生きたい人生を見つけていく人と人とのつながり合いなのです。何もないレールの外に人生を切り拓くのではなく、助けや協力を得ながら惹かれるものを参考に自分に合った生き方を実現していけるのです。社会の「正解」の一つが小中高大→正規就職だとして、あなたの人生の「正解」もそうなりますか?
朝倉景樹・プロフィール
1980年代末から30年以上、フリースクール/オルタナティブ大学のスタッフとして子ども・若者たちに寄り添い、その学びを支える活動を続けている。海外では欧州評議会世界会議、社会問題学会(米国)などに招聘され報告を行うなど、新しい学び(新教育)の先進国であるアメリカ・ヨーロッパ各国から、その実践が注目されている。
研究者としては、教育、エスノグラフィー、社会構築主義などの分野を主として、不登校、ひきこもり、ソーシャルマイノリティー、オルタナティブ教育、デモクラティック教育、当事者研究、フリースクール、ホーム(ベースド)エデュケーションなどを対象に研究を行なっている。
雫穿大学の学びは
全てあなたの関心が出発点
雫穿大学には、自分の「生きづらさ」を解きほぐすための時間や、自分の関心から始まって学ぶことができる様々な講座・プロジェクトがあります。ここではその一部をご紹介します。
「働く」をデザインする
パイロットプロジェクト

雫穿大学には、大学で学んだ自分の関心のあることで、実際にお金を得る経験をしていく「パイロットプロジェクト」があります。大学内の安心できる環境で、必要に応じて専門家のアドバイスを得ながらビジネスプランを立てるところからクライアントに仕事を納めるところまで経験できます。分野は映像、デザイン、ホームページなど!その他インターンシップも可能。
卒業生の進路の例
映像制作者、デザイナー、web制作者、図書館司書、NPOスタッフ(高齢者、障碍、こども、フリースクールなど)、出張料理教室、起業(社会的企業・労協法人)、など多数。
TDU・雫穿大学概要
TDU・雫穿大学は、日本で唯一のNPO法人が運営する大学です。
不登校、ひきこもり、自己否定感…今の日本社会では様々な「生きづらさ」に苦しめられることが少なくありません。てきせん大学ではそんな「生きづらさ」を自ら言葉にして、解きほぐしています。
そして、自分に合った人間関係の持ち方はなんだろう、自分はどう生きていきたいのだろう。そんな疑問を、いろんな知る・表現する活動を通して、模索していける。「生き方を創る」学びの場です。

名称 | 特定非営利活動法人 TDU・雫穿大学![]() |
事務所所在地 | 〒160-0022 東京都新宿区新宿5丁目11番30号新宿第五葉山ビル3階 |
代表 | 朝倉景樹 |
監事 | 鈴木 綾 砂川 秀樹 |
沿革 | 1999年4月 シューレ大学としてNPO法人東京シューレの一部門として始まる。 2020年8月 TDU・雫穿大学として独立。 2021年7月 NPO法人認証を受ける。 |
主な活動内容 | ・自分に合った生き方を模索するオルタナティブ大学事業 ・家庭を基盤とした学び・育ちのホームベースドエデュケーション事業 ・不登校、ひきこもり、オルタナティブ教育、デモクラティック教育の調査研究 ・海外との交流、オルタナティブ設立支援 |
所属学生数 | 大学部門:約30名 リゾームスクール部門:約13世帯 |
定款に記載された目的 | この法人は、不登校・ひきこもりなどを経験し生き難さを持つ当事者の学びの場の運営事業やその家族・支援者・学生・市民の学習と交流の機会及び情報の提供、相談事業、国際交流事業等を行い、不登校やひきこもりなどを経験することで得てしまった自己否定感など生きづらさを持つ誰もがその人に合った生き方、つながり方で暮らせる地域社会づくり、福祉社会の実現に寄与することを目的とする。 |
公開書類 | 定款 R04/09/20 事業報告書等(令和4年度) 事業報告書等(令和3年度) |
大学生の不登校の統計
現在、大学の不登校の学生が大勢います。文科省は小学校から高校までしか統計を取っていませんが、全国に数万人から10万人余の大学の不登校の学生がいると考えられています。2008年の調査では大学の長期欠席者は4.41%おり、2023年の大学生数263.3万人で計算すると約12万人長期欠席者がいることになります。そのうち不登校の人数は3.03%で同様に計算すると約8万人の不登校の大学生がいることになります。
※(厚生労働省「思春期のひきこもりをもたらす精神科疾患の実態把握と精神医学的治療・援助システムの構築に関する研究」2008年)

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